レンタルサーバーでCronを使う方法の紹介です。
Cronとは?
Cronとは、Unix系において定められた時間にコマンドを処理するプロセスのことです。
例えば、2時間おきに特定の処理を実行したい時にCronでジョブを投げることで処理を自動化させることができます。
Cronを使うには?
Cronを実際に使うためにはCronが利用できるレンタルサーバーを利用しなくてはなりません。
ご自身の契約しているレンタルサーバーがCronに対応しているかご確認下さい。
Cronの前準備
- Cronが使えるレンタルサーバーに契約する
- 「.sh」、「.php」などのファイルを準備する
- レンタルサーバーのファイルマネージャーを使ってファイルをアップロードする
- SSH接続して、「pwd」と入力して保存したファイルのディレクトリを取得する
- レンタルサーバーのCronジョブを設定する
cパネルでCronを使う
ここでは、cPanelでCronを使う例をご紹介します。
まず、cPanelの管理画面を開きます。

Cronジョブをクリックします。
Cronのコマンド例
コマンド例は以下。
上記の設定の続きになります。コマンド欄に以下を入力します。
/usr/local/bin/php /home/username/public_html/sample.php
この例では「/home/username/public_html」というディレクトリに「sample.php」をアップロードして保存しています。ディレクトリの場所を調べるにはSSH接続して、「pwd」と入力して現在のディレクトリを取得します。
そして、PHPを動かすために「/usr/local/bin/php」を前に追加しています。
PHPのインストールパスの場所は各レンタルサーバーでご確認下さい。
ファイルを指定する場合は必ず「/home〜」から記述して下さい。
すると、1時間に2回の間隔で「Hello world」が表示されます。
//sample.php
<?php
echo "Hello world";
?>
Cronジョブの設定
左上の「Cronジョブ」をクリックします。

すると、スケジュールとコマンドを管理する画面が表示されます。
共通設定:一括で時間や期間を設定したい時にタブから選択します。自動で「分・時間・日・月・平日」の項目が入力されます。
分・時間・日・月・平日:自分で細かく日時を設定したい時に入力またはタブから選択します。
コマンド:実際に処理したいコマンドを入力します。
以上でCronの使い方は終了です。
Cronは時間通りのPHPやPythonのスクリプトを処理することができるようになります。
もし、WordPress等で記事・画像の自動化を考えている方は覚えておいて損はないのでぜひ活用してみて下さい。


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