レンタルサーバーでプログラミング言語が必要になる理由の記事です。
Python/Ruby/Perlとは?
これらの「Python/Ruby/Perl」はテキスト処理に秀でていることが特徴のプログラミング言語です。
Windowsでは「コマンドプロンプト」、Macでは「ターミナル」というソフトで操作することが出来ます。
このようなプログラミング言語を使う利点は何があるのでしょうか。
例えば「サンプル.txt」というファイルを扱う場合、まずクリックしてファイルを開いて作成・編集・保存・削除などの操作をします。
このような操作は視覚的に行いますが、プログラミングでも同じことが可能です。
例えば、Perlを使ってデスクトップに「sample.txt」というファイルを作成する方法は以下のコードを使います。
#Macのターミナルでファイルを作成する例。
#デスクトップへ移動する。
$ cd /Users/(あなたのユーザー名)/Desktop
#ファイルを作成する。
$ nano sample.txt
#ファイルの中身を確認する。
$ less sample.txt
上記の例ではPerlを使いましたが、PythonやRubyでも専用コードで書くことが出来ます。
このようにプログラミング言語はパソコン内部で処理を行うため、余計な視覚表示や動作が不要になりテキスト処理がより高速になります。
更にプログラミング言語を使うことで「同じファイルに対して同じ操作する作業」、「ファイル名を一括変更したり、連番を付けたりする」、「ファイルから特定の文字を抽出する」等の作業が簡単に行えるようになります。
Python/Ruby/Perlの違いは?
これらのプログラミング言語の違いは何でしょうか。
それぞれは開発時期は異なりますがテキスト処理を高速に行えることに変わりありません。
大きな違いを挙げるとすれば、プログラミングのコードの長さが違う点です。
例えば、それぞれのコードで「Hello World」と表示させてみましょう。
#test.py
#Pythonで「Hello World」を表示するコード
print('Hello World')
<出力結果>
Hello World
#test.pl
#Perlで「Hello World」を表示するコード
#! /usr/bin/perl
print "Hello World"
<出力結果>
Hello World
#test.rb
#Rubyで「Hello World」を表示するコード
print "Hello World"
<出力結果>
Hello World
上記のようにPythonとRubyでは1行で済むのに対してPerlでは2行になります。
今はまだそれほど違いが分からないかもしれませんが、コードが複雑になるとその違いがよくわかります。
この他にもPerlがテキスト処理メインなのに対して、PythonとRubyは以下の特徴があります。
- スクレイピング
- 機械学習
この他にもWEBサイトの制作やスマホアプリの開発など様々な用途に使われています。
Python/Ruby/Perlを使うには?
プログラミング言語を使うには以下の2つがあります。
- ローカルPCにインストールして実行する
- レンタルサーバーにインストールして実行する
どちらにするべきかはプログラミングでやりたい内容によって異なります。
例えば、全てレンタルサーバー側で全自動処理を行いたい場合はレンタルサーバーに使いたいプログラミング言語がインストールされている必要がありますし、
ファイルの管理がメインだと言う方はローカルPCにインストールすれば良いです。
事前にどういった使い方を考えているのかよく考えておく必要があります。
Python/Ruby/Perlのインストール
ローカルPCへインストールを検討している方は各プログラミング言語のサイトへ行って個別ダウンロードが必要です。
レンタルサーバーにインストールしたい方は、契約しているレンタルサーバーが各プログラミング言語をサポートしているか確認が必要です。
Python/Ruby/Perlを実行する方法
レンタルサーバーでプログラミングのコードを実行するは以下のような方法があります。
<WordPressのプラグインを使う場合>
- コードを書く。(例えば、sample.py)
- サーバーへアップロードする。
- プラグインで実行する。
<SSHで操作する場合>
- コードを書く。(例えば、sample.py)
- SSH接続する。
- SSH経由でサーバーへアップロードする。
- SSH経由で実行する。
<Cron>
- コードを書く。(例えば、sample.py)
- サーバーへアップロードする。
- Cronで実行する。
SSH接続とは?
SSHは「Secure Shell」の略でローカルから直接サーバーへアクセスするプロトコルのことです。
SSHを使えば、ターミナル(Mac)またはコマンドプロンプト(Windows)を使って、直接ローカルPCからレンタルサーバーを操作できるようになります。
そして、レンタルサーバーにインストールされているプログラミング言語を扱うことが出来ます。
レンタルサーバーでプログラミングが必要な理由とは?
プログラミング言語を使うことでテキスト処理やファイル操作が容易になります。
わざわざレンタルサーバーのファイルマネージャーを開いてファイルをいじったりする必要はなく、直接ファイルを作成・編集・削除が行えます。
そして、もう一つの利点は以下のような複雑な操作ができることです。
- 記事の投稿
- 画像のアップロード
- スクリプトの実行
- ファイルの作成・編集・削除
上記のようなコードを書くには専門的な知識が必須になりますが、一度コードを書いてさえしまえばルーチンな記事の投稿作業等がローカルPCから簡単に行えるようになります。
特に自動記事の投稿を習得すればアフィリエイターにとってかなりのアドバンテージにもなりえますので、これを機にプログラミング言語について学んでみてはいかがでしょうか。
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