海外ホスティングとは、国内で言うところの「レンタルサーバー」になります。
ホスティングはサーバーをユーザーに貸し出すサービスを意味しますが、
国内では ”レンタル” という言葉の方が大衆のイメージ合致しやすいこともあり ”レンタルサーバー” という名称で呼ばれています。
インターネットが普及し始めた2000年以降からアメリカを中心に海外ホスティング会社が増えて実に様々なサービスが増えてきました。
みなさんが利用できるサービスには、最も人気で安い共有サーバーを始めとして、VPSサーバー、E-commerceサーバー、クラウドサーバーなど用途に合わせて最適化されたサービスが提供されています。
国内のレンタルサーバーと海外のホスティングでそれほど違いがあるという訳ではありませんが、
このような海外ホスティングと国内レンタルサーバーの違いは何かについてご紹介します。
海外ホスティングと国内レンタルサーバーの違い
基本的に国内レンタルサーバーと海外ホスティングに違いはなく一貫してサーバーを貸し出すことに変わりありません。
ではどういった点が異なるのでしょうか。
それは大きく分けて2つの特徴があります。
- 海外ホスティングは長期契約で大幅割引
- 海外ホスティングはオプションが細い
具体的にどういうことなのか順番に説明していきます。
1. 海外ホスティングは長期契約で大幅割引
海外ホスティングは国内レンタルサーバーでは信じられないような大幅割引があります。
その多くは約70〜90％のディスカウント特典です。
この割引は初回に限り受けられる特典になっており、即存ユーザーは割引特典を得られません。
例えば「Hostinger」であれば通常の月額料金$9.99（約990円）のところ、
48ヶ月の長期契約で$1.99(約199円)のディスカウントが受けられます。
具体的な料金計算をしてみると、
通常料金（48ヶ月後）の合計：$475.2 = ￥47,520
割引適応後（48ヶ月後）の合計：$955.2 = ￥9,552
つまり割引特典を利用すれば、4年間で￥37,968の節約になります！
先支払いであるため契約期間中は引き落としを気にせずに利用することができます。
このような大幅割引は国内ではあまり無い特典なので海外ならではの良いメリットと言えます。
割引特典終了後は自動で通常料金に切り替わります。状況に応じて管理画面やサポートから自動更新の解除を行ってください。
2. 海外ホスティングはオプションが細い
海外ホスティングは長期契約で大幅な割引が得られます。
一方で、料金が格安なだけに一部の機能はオプションでの追加が必要になります。
この点が国内レンタルサーバーと海外ホスティングを選ぶ分かれ目になってきます。
具体例を出して説明していきます。
以下は「Bluehost」のBASICプランの例です。
「パッケージ情報」が基本料金の部分で「パッケージエキストラ」がオプションになります。
オプションは6つの項目があることがわかります。
１つは「ドメインプライバシー保護」です。
Whois情報を代理で公開するかどうかのオプションになります。
ドメインを取得する際に所有者の情報（名前・住所等）を登録します。そして、この情報は誰でもドメインからWhois情報を使って所有者の連絡先を調べることができる仕組みになっています。
自分の情報を公開したくない人が大半でしょうからこのオプションは必然的にチェックしなければならいでしょう。
もう１つ「シングルドメインSSL」というオプションがあります。
基本料金に誰でも使える無料SSL（Let’s Encrypt）が含まれているためサイトのSSL化は出来るようになっています。
しかしながら、”Let’s Encryptを設定できる環境にあるよ” という意味で実際にはご自身でLet’s Encryptを設定しなければなりません（レンタルサーバーによって異なります）。
この作業は初心者には難しくなかなか大変な作業です。
以上の通り、海外ホスティングは一見すると格安で機能が豊富に使えると謳っていますが、実際に使うとなると別料金が必要だったり、専門的な知識が要求されます。
このような面倒な作業やオプションを考えると国内レンタルサーバーの方が総合的に安くて安心と言えるかもしれません。
海外ホスティングで日本語はサポートされている？
残念ながら日本語のサポートはほぼ受けられません。
海外ホスティングのホームページ、管理画面は英語で利用することになります。
しかし、WordPressやZenCartなどのCMSは一度インストールしてしまえば、ホスティング会社とは関係ないのでWordPress独自の設定から日本語へ切り替えることが可能です。
また、cPanelのコントロールダッシュボードも日本語に対応している場合があります。
もし海外ホスティングに興味のある方は翻訳機能をフル活用して利用してみて下さい。
コメント