WordPressを運営しているなら、必ずバックアップを取っておくことが大切です。
しかし、どこを、どのようにバックアップを取れば良いのかわからない方も多いでしょう。
WordPressでバックアップを取る方法は、大きく分けてプラグインを使う方法と手動で行う方法があります。
この記事では、手動で行う方法の中でも、FTPを使ってバックアップする方法と場所について解説します。
FTPとは？
FTPとは、File Transfer Protocolの略で、インターネット上でファイル転送するための通信規格です。
FTPを使うには、FTPクライアントと呼ばれるソフトウェアが必要です。
FTPクライアントを使うと、自分のパソコンとサーバーの間でファイルを転送できます。FTPクライアントの代表的なものには、FileZillaなどがあります。
【画像・テーマ】FTPでバックアップするファイルの場所
WordPressでFTPでバックアップするファイルは、主に以下の2種類です。
どちらもフォルダ毎バックアップします。
- wp-contentフォルダ：テーマやプラグイン、メディアなどのファイルが入っています。
- wp-config.phpファイル：WordPressの設定情報が書かれているファイルです。
これらのファイルは、WordPressのサーバーにインストールされているフォルダの中にあります。
通常は、ドメイン名/public_htmlなどのフォルダにWordPressがインストールされています。FTPクライアントでサーバーに接続したら、このフォルダを探してください。
ちなみに、画像ファイルはwp-contentのuploadsフォルダに格納されています。
【記事】バックアップする方法
ワードプレスの記事データは、データベースに保存されています。
データベースのバックアップは、ワードプレスの管理画面から行うことができます。
管理画面の「ツール」から「エクスポート」を選び、エクスポートする内容として「すべてのコンテンツ」をクリックすれば、データベースの内容がXMLファイルとしてパソコンに保存されます。
【画像・テーマ・プラグイン】FTPでバックアップする方法
ここからは、実際にFTPでバックアップする方法を解説します。
ここでバックアップできるのは、画像・テーマ・プラグインなどです。なお、記事データに関してはワードプレスの管理画面から手動で行なってください。
FTPでバックアップする方法は、以下の手順で行います。
- FTPクライアントを起動し、サーバーに接続する
- バックアップするファイルを選択し、自分のパソコンにダウンロードする
- ダウンロードしたファイルを確認し、保存する
1. FTPクライアントを起動し、サーバーに接続する
FTPクライアントを起動したら、サーバーに接続するための情報を入力します。
入力情報は、契約しているレンタルサーバーからメールで送られてきます。
- ホスト名：サーバーのアドレスです。
- ユーザー名：サーバーにログインするためのユーザー名です。
- パスワード：サーバーにログインするためのパスワードです。
もし、これ以外にポート番号の指定があれば入力してください。
これらの情報を入力したら、接続ボタンを押してサーバーに接続します。
2. バックアップするファイルを選択し、自分のパソコンにダウンロードする
サーバーに接続したら、バックアップするファイルを選択します。
バックアップするファイルは、wp-contentフォルダとwp-config.phpファイルです。
これらのファイルを選択したら、ローカルにダウンロードします。ダウンロードする方法は、FTPクライアントによって異なりますが、一般的には、ファイルをドラッグ＆ドロップするか、右クリックしてダウンロードを選択するかのどちらかです。
3. ダウンロードしたファイルを確認し、保存する
ダウンロードしたファイルを確認し、保存します。ダウンロードしたファイルは、自分のパソコンの任意の場所に保存されます。
保存したファイルは、定期的に確認し、必要に応じて更新してください。また、保存したファイルは、外部のストレージやクラウドサービスなどにもバックアップしておくと安心です。
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