2023年10月1日、日本でステルスマーケティング（ステマ）に関する新たな規制が施行されました。
この変更は、ブロガーやSNSユーザーにとって、広告活動を行う上での大きな転換点となりました。
そこで、これからアフィリエイトなどを始めようとしている人や既に始めている人に向けて、ステマ規制の概要と、ブロガーやSNSユーザーが遵守すべき具体的な対策について解説します。
ステマ規制の背景
ステマとは、消費者に広告であることを認識させずに商品やサービスを宣伝する行為です。
あたかもその商品を利用したかのようなレビューやサイト全体が広告の一緒になっているなど読者にとって広告の区別が付かない宣伝行為のことです。
これまで日本では明確な規制がなく、広告主によるステマが横行していました。
しかし、消費者の自主的かつ合理的な選択を阻害する恐れがあるとして、2023年に新たな規制が導入されました。
ステマ規制の主な内容
新規制では、広告であることを明示せずに商品やサービスを紹介する行為が、景品表示法違反となります。
これにより、ブロガーやSNSユーザーは、広告内容を投稿する際には、その事実を明確に示す必要があります。
つまり、広告であることを宣言すれば良い訳です。
ブログでの対策
ブログにおいては、アフィリエイトリンクを含む記事を投稿する際には、記事の冒頭（ファーストビュー）に「広告」「PR」「このページでは広告を利用しています」といった文言を明記することが推奨されています。
これにより、読者はそのコンテンツが広告であることを明確に理解できます。
SNSでの対策
SNSでは、投稿が広告であることを隠さずに、「【PR】」といったタグを投稿の冒頭に付けることが求められています。
ハッシュタグを使用する方法もありますが、文章に盛り込むことで、より明確に広告であることを示すことができます。
例えば「#ad」「#スポンサー」「#広告」などのタグを挿入します。
しかし、ただこれらのタグを入れれば良いという訳ではありません。投稿内容の中で埋もれて読者に判別できないようにする行為は禁止されています。
そのため、冒頭で広告であることと、タグの両方を付けることを推奨いたします。
罰則とその影響
規制違反には罰則が設けられており、広告主が主な対象となります。
ブロガーやSNSユーザーは直接の罰則対象ではありませんが、信頼性の低下や炎上などのリスクを避けるためにも、規制を遵守することが重要です。
また、一部のASPではステマ対策をしていないユーザーのアカウントを制限したりする罰則もありますので、適切なステマ対策が行われているのか、ブログやSNSの見直しを考えてみてください。
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