初心者必見のレンタルサーバーのサービスの違いを解説します。
サーバーとは、インターネット上でデータやコンテンツを提供するためのコンピュータのことです。
サーバーには、さまざまな種類がありますが、ここでは主に以下の3つに注目します。
- 共有サーバー
- クラウド
- VPS
これらのサーバーは、どのように違うのでしょうか?
それぞれの用途と使い道は何でしょうか?
それでは、順番に見ていきましょう。
共有サーバー・クラウド・VPSの違い
共有サーバーとは

共有サーバーとは、1台の物理サーバーを複数のユーザーで共有して利用するサービスです。
一言で言えば、シェアハウスのようなものです。
自分の部屋(Webスペース)はあるものの、キッチンや洗面所など(CPUやメモリなど)は共用です。
メリット
導入や運用が簡単で安価であることです。
初期費用や月額費用が低く抑えられるため、初心者や個人でWebサイトやブログを始める場合におすすめです。
デメリット
他のユーザーの影響を受けやすく、カスタマイズや柔軟性に欠けることです。
他のユーザーが多くのリソースを消費したり、不正なアクセスを受けたりすると、自分のサイトの速度や安定性が低下する可能性があります。
また、OSやミドルウェアなども共用するため、自由に設定や変更することができません。
クラウドとは

クラウドとは、仮想化技術によって構築された仮想サーバーをはじめとするITインフラを構成するさまざまなリソースを提供するサービスです。
ホテルのようなイメージで、別の場所にあるホテル(仮想サーバー)を使って、部屋(仮想サーバー)やサービス(リソース)を選ぶことができます。
クラウドでは、自社のニーズに応じてリソースを作成し、柔軟にスペック変更や拡張ができます。
また、ネットワークやストレージなどの関連機能も充実しています。
メリット
自由にカスタマイズやスケールアップができることや、他のユーザーの影響を受けにくいことです。
自分だけの仮想環境を構築できるため、セキュリティやパフォーマンスが高いです。
また、従量課金制であることが多いため、必要な分だけ料金を支払うことができます。
デメリット
導入や運用にITスキルやコストが必要であることです。
クラウドの利用には、仮想化技術やネットワークなどの知識が必要です。
また、オプションやサポートなどの料金が別途発生する場合があります。
VPSとは
VPSとは、仮想化技術によって1台の物理サーバーを複数の仮想サーバーに分割し、それぞれをユーザーが専有して利用できるサービスです。
マンションのように、建物(物理サーバー)は同じでも、個々の部屋(仮想サーバー)はきちんと分かれており、キッチンや洗面所など(CPUやメモリなど)もそれぞれ備えられています。
予算に合わせてCPUやメモリを選べるので小規模から大規模までの用途を構築できます。
メリット
VPSのメリットは、自由にカスタマイズやスペック変更ができることや、他のユーザーの影響を受けにくいことです。
OSやミドルウェアなどを自由に選択できるため、カスタマイズの自由度が高いです。
また、専用サーバーに近いパフォーマンスを得ることができます。
デメリット
VPSのデメリットは、導入や運用にITスキルやコストが必要であることです。
VPSの利用には、OSやミドルウェアなどの設定や管理が必要です。
また、月額固定料金であることが多いため、コストパフォーマンスはクラウドよりも劣ります。
それぞれの使い道は?
ここまで、共有サーバー・クラウド・VPSの違いについて解説しました。
今回は、それぞれのサーバーの用途と使い道について、具体的な例を挙げてみたいと思います。
共有サーバー
共有サーバーの使い道の例としては、以下のようなものがあります。
- 趣味や日記などの個人ブログ
- ポートフォリオや履歴書などの自己紹介サイト
- アフィリエイトや広告収入などの副業サイト
- 小規模なECサイトやコミュニティサイト
クラウド
クラウドの使い道の例としては、以下のようなものがあります。
- 大規模なECサイトやメディアサイト
- スマートフォンアプリやWebアプリなどの開発・運用
- AIやIoTなどの先端技術を利用するサービス
- データ分析やバックアップなどの付加価値サービス
VPS
VPSの使い道の例としては、以下のようなものがあります。
- 中規模なECサイトやメディアサイト
- ワードプレスなどのCMSを利用するWebサイトやブログ
- メールサーバーやDNSサーバーなどの専用サーバー
- ゲームサーバーやVPNサーバーなどの趣味的なサーバー
- FX自動売買
以上、それぞれの違いと使い道でした。
これらは一般的なサービスの違いですが、レンタルサーバー会社によっては仕組みや利用方法が異なる場合がありますので確認が必要です。
特にどれにしたらいいのかわからないという人は、共有サーバーでもブログやワードプレスが利用できます。
まずはやりたいことを明確にしてレンタルサーバーとサービスを選ぶようにしましょう。
ロリポップならドメインがずっと無料
コメント