ワードプレスをはじめて聞いたという方にワードプレスの魅力をご紹介します。
WordPress(ワードプレス)とは
ワードプレスとはPHP言語で書かれたオープンソフトウエアでコンテンツ管理システム(CMS)の1つです。
昔ながらのWEBサイトはHTML、CSS、PHP、JavaScript、データベース等をそれぞれ別々に作成して管理していました。
しかし、ワードプレスはブラウザに表示させるPHPとデータを管理するデータベース(MySQL)がセットになっています。
これにより、記事の作成・編集・画像と動画の管理・SEO対策・セキュリティ対策などが1つの管理画面から行えます。
更にプラグインという方法で様々な機能を搭載したプラグインを自由に追加できるメリットがあります。
ワードプレスでは「.html」ではなく拡張子が「.php」が使われます。
ワードプレスに必要な動作環境
このソフトウエア自体は誰でも無料で使えますが、それには以下の動作環境が必要になります。
- PHP バージョン7.4以上
- MySQL バージョン5.7または MariaDB バージョン10.2以上のサーバー
以上が2022年5月1日現在の推奨環境になります。
つまり、例えレンタルサーバーを持っていたとしてもPHPとMySQLが無ければワードプレスをインストールすることは出来ません。
このような機能は各レンタルサーバーの仕様一覧などに記載されていますので必ず確認しましょう。
ワードプレスのディレクトリ
WordPressのディレクトリ全体
ワードプレスをインストールすると左図のような構成になっています。
wp-admin | WordPressの表示に関わるファイル |
wp-content | WordPressに追加したコンテンツファイル |
wp-includes | WordPressの全体に必要なファイル |
どのファイルも直接いじることは可能ですが、不具合の原因になりかねませんのでディレクトリから操作するのはやめましょう。
テーマ・プラグイン・アップロード画像
「wp-content」にはワードプレスに追加した「テーマ・プラグイン・アップロード画像」が保存されています。
画像はワードプレスの管理画面からバックアップ出来ません。「uploads」を丸ごとローカルへバックアップすると良いでしょう。
ワードプレスで出来ること
ワードプレスはHTMLやCSS、データベースなどをまとめた管理システムです。
今まで個別に作っていたHTMLやCSS、テンプレート、ショッピングカート、コメント管理、メールフォーム、SEO対策 等を作成することなく誰でも手軽にしっかりとしたサイトを構築出来ます。
従来のホームページではテンプレートを変えるだけも一苦労でしたが、ワードプレスであれば数あるテーマの中からワンクリックで好きなデザインに変更できます。
使いやすさと便利さを組み合わせた新しいブログ・サイト管理ツールです。
ワードプレスではテンプレートのことを ”テーマ” と呼びます。
ワードプレスで作れるサイト
基本的にどんなサイトでも構築できますが、あえて例を挙げると以下になります。
- WEBサイト
- ブログサイト
- ショッピサイト
- ビジネスサイト
ワードプレスでいじれるもの
基本的にワードプレスがインストールされているディレクトリ内は全ていじることが可能です。
- ワードプレスのファイル
- テーマ
- プラグイン
ワードプレス(インストール)を使うには?
ワードプレスをインストールするには動作環境にあったレンタルサーバーと契約する必要があります。
レンタルサーバーをお持ちの方は管理画面からインストールするか、SSH経由で手動インストールすることが出来ます。
最近のレンタルサーバーではワンクリックで様々なCMSをインストール出来るサービスを行っていますので、そちらでインストールした方が安心です。
余談 「WordPress」と「WordPress.com」の違いとは?
いざワードプレスを使おうとネット上で検索すると、まず目にとまるのが「WordPress.com」です。
「WordPress.com」とはWordPress公式のレンタルサーバーです。
一方で「WordPress」は、他のレンタルサーバー各社でオープンソースで無料配布されているWordPressを簡単にインストールできるようにしたものになります。
そのため、「WordPress」 =「WordPress.com」しかダメという訳ではありません。
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