ブログやホームページをお持ちの方はレンタルサーバーを契約してるかと思います。
自分でサーバーを設置したり、管理したりする手間や費用を省くことができます。
一方で、レンタルサーバーのセキュリティ対策は各レンタルサーバー会社によって異なります。
セキュリティ対策がレンタルサーバーの契約料金に含まれている場合やオプションで追加する場合など様々です。
そこで問題となるのが、レンタルサーバーにセキュリティ対策は必要なのか?という疑問です。
この記事では、レンタルサーバーにセキュリティ対策が必要な理由と、具体的な対策方法を紹介します。
サイバー攻撃と個人情報の漏洩のリスク
どのようなリスクが考えられるのか、2つご紹介します。
- サイバー攻撃の被害を防ぐため
- 個人情報や重要なデータを守るため
サイバー攻撃とは、インターネット上で悪意のある第三者が、ウェブサイトやブログに不正に侵入したり、改ざんしたり、ウイルスを仕込んだりすることです。
サイバー攻撃の被害に遭うと、ウェブサイトやブログの機能やデザインが崩れたり、アクセスできなくなったり、悪質な広告やリンクが表示されたりする可能性があります。
これらの被害は、ウェブサイトやブログの信頼性や評判を低下させるだけでなく、訪問者や利用者にも迷惑や不快感を与えることになります。
もしサイバー攻撃に遭ってしまうと、ネットショップサイト等に登録された個人情報や重要なデータが流出したり、悪用されたりする危険性もあります。
個人情報や重要なデータとは、例えば、氏名や住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード番号、パスワード、会員情報、顧客情報、商品情報、売上情報などです。
これらの情報が流出したり、悪用されたりすると、個人や企業の権利や利益が侵害されたり、法的なトラブルに巻き込まれたりする可能性があります。
個人でできる確認や対策
これからレンタルサーバーを契約しようとしている人、既に契約中の人は再度以下の点に注意してみてください。
- サーバーの選び方に注意する
- ウェブサイトやブログの設定や管理に注意する
- バックアップを定期的に行う
もしもの時にリスクを極限まで減らすことができるはずです。
サーバーの選び方に注意する
レンタルサーバーを利用する際には、サーバーの選び方に注意することが重要です。
サーバーの選び方には、以下の点に気をつけましょう。
- サーバーの種類やプランに合わせて選ぶ
- サーバーのセキュリティレベルや対策を確認する
- サーバーのサポートやアフターケアを確認する
サーバーの種類やプランに合わせて選ぶ
サーバーの種類やプランに合わせて選ぶとは、自分のウェブサイトやブログの目的や規模に応じて、最適なサーバーを選ぶことです。
サーバーの種類には、共有サーバー、専用サーバー、VPS(仮想専用サーバー)、クラウドサーバーなどがあります。
これらのサーバーは、それぞれにメリットやデメリットがあります。
例えば、共有サーバーは、費用が安く、初心者でも簡単に利用できるというメリットがありますが、他のユーザーとサーバーのリソースを共有するため、セキュリティやパフォーマンスが低いというデメリットがあります。
一方、専用サーバーは、自分だけのサーバーを利用できるため、セキュリティやパフォーマンスが高いというメリットがありますが、費用が高く、管理や運用に知識やスキルが必要というデメリットがあります。
自分のウェブサイトやブログの目的や規模に応じて、最適なサーバーを選ぶことで、セキュリティ対策にも効果があります。
サーバーのセキュリティレベルや対策を確認する
サーバーのセキュリティレベルや対策を確認するとは、レンタルサーバーの提供会社が、どのようなセキュリティ対策を行っているかを確認します。
セキュリティ対策には、例えば以下のようなものです。
- SSLやTLSという暗号化技術の導入
- ファイアウォールやウイルス対策ソフトの設置
- 不正アクセスや改ざんの検知や防止
- 定期的なセキュリティチェックやアップデート
基本的にSSLのような暗号化対策はどのレンタルサーバーでも標準の機能として利用できます。
しかし、海外などのレンタルサーバーではこれらはオプションになっている場合があるため、注意して確認する必要があります。
費用を全部まとめてみると、返って高くなってしまったということにならないようにしましょう。
サーバーのサポートやアフターケアを確認する
サーバーのサポートやアフターケアを確認するとは、どのようなサポートやアフターケアを行っているかを確認することです。
サポートやアフターケアには、例えば以下です。
- サーバーの利用方法や設定方法のマニュアルやFAQの提供
- サーバーの障害やトラブルの報告や対応
- サーバーのバックアップや復旧のサービス
基本的にどのレンタルサーバーもこのようなサポートを実施しているはずです。
しかし、中には理解しずらかったり、障害が頻繁に発生している場合もあります。
口コミサイトなどを通して確認してみると良いです。
ウェブサイトやブログの設定や管理に注意する
ウェブサイトやブログの設定や管理にも注意することも重要です。
例えば以下のような点です。
- パスワードやIDを強力にする
- ウェブサイトやブログのシステムやプラグインを最新に保つ
- SSLやHTTPSを導入する
パスワードやIDを強力にする
これは、自分のウェブサイトやブログにログインするためのパスワードやIDを、簡単に推測されないようにすることです。
パスワードやIDは、英数字や記号などを組み合わせた、長くて複雑なものにすることが望ましいです。
また、パスワードやIDは、定期的に変更することも必要です。さらに、パスワードやIDは、自分以外の人に教えたり、共有したり、メモしたりしないようにしましょう。
ウェブサイトやブログのシステムやプラグインを最新に保つ
自分のウェブサイトやブログに使っているシステムやプラグインを、常に最新のバージョンにアップデートすることです。
システムやプラグインには、WordPressやDrupalなどのCMS(コンテンツ管理システム)や、SEOやSNSなどの機能を追加するプラグインなどがあります。
これらのシステムやプラグインは、定期的にセキュリティの改善や修正が行われるため、最新のバージョンにアップデートすることで、セキュリティの脆弱性やバグを防ぐことができます。
SSLやHTTPSを導入する
自分のウェブサイトやブログにSSLやHTTPSという暗号化技術を導入することです。
SSLやHTTPSとは、ウェブサイトやブログとユーザーの間でやりとりされる情報を暗号化することで、第三者による情報の盗み見や改ざんを防ぐ技術のことです。
ウェブサイトやブログのセキュリティを高めるだけでなく、ユーザーの信頼や安心感も高めることができます。
これらを導入する方法は、レンタルサーバーの提供会社によって異なりますが、一般的には、証明書の取得や設定などの手続きが必要です。
バックアップを定期的に行う
最後にバックアップを定期的に行うことも重要です。
ウェブサイトやブログのデータを別の場所に保存します。
万が一、サーバーの障害やトラブル、サイバー攻撃などで、ウェブサイトやブログのデータが消失したり、破損したりした場合にも、元の状態に復旧することができます。
バックアップを行う方法は、一般的には、FTP(File Transfer Protocol)やSSH(Secure Shell)というプロトコルを使って、自分のパソコンや外部のストレージにデータを転送する方法があります。
バックアップを行う頻度やタイミングは、ウェブサイトやブログの更新頻度や重要度に応じて決めてください。
また、オプションで自動バックアップなどの機能がある場合は積極的に利用しましょう。
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