ウェブサイト運営において、バックアップは「保険」です。万が一のトラブルやデータ破損、誤操作に備えて、定期的にバックアップを取る習慣を身につけることは、サイトの安全を守るために最も重要な作業の一つです。
レンタルサーバーで広く利用されている管理画面「cPanel」を使えば、専門的な知識がなくても、数クリックで簡単にウェブサイト全体のバックアップを作成できます。
- 登録したドメイン全てのデータ
- 個別のドメインのデータ
- メール、FTP、データベースのみ
このように自身で好きなバックアップを作成することができます。
本記事では、cPanelを使って安全にバックアップを作成する具体的な手順を解説します。
バックアップ作成の前に知っておくべきこと
cPanelには大きく分けて2つのバックアップ機能があります。
- 「バックアップウィザード」: 全体または一部をバックアップし、手動でダウンロードしたい場合に便利。
- 「バックアップ(Backup and Restore)」: サイト全体を圧縮ファイルとしてエクスポートする際に使用。
今回は、最も直感的で使いやすい「バックアップ(Backup and Restore)」を使用した手順をご紹介します。
ステップ1:cPanelにログインする
まず、利用しているレンタルサーバーのcPanel管理画面(ダッシュボード)にログインしてください。
ステップ2:バックアップを開く

「バックアップ(Backup and Restore)」をクリックします。
ステップ3:バックアップするドメインを選択する
画面が切り替わったら「Create Backup」をクリックします。

全てのドメインのデータを保存したい場合は「All Domains」を選択します。

もし、それぞれのドメインごとに保存したい場合は「Selected Domains」を選択します。

- 完全バックアップ: ウェブサイトのホームディレクトリ、データベース、メール設定などすべてを含みます。迷ったらこれを選びましょう。
- 部分バックアップ: 特定のフォルダやデータベースのみをバックアップしたい場合に使用します。
全てにチェックが入っていれば完全バックアップになります。「BACKUP」をクリックします。これでバックアップが開始されます。約10分から30分ほど時間がかかります。
オプション:保存先を選択して実行
もし、バックアップ先の指定を設定する項目がある場合のみ、以下を参考にしてください。
- バックアップの保存先を選択します。通常は「ホームディレクトリ」で問題ありません。
- メールアドレスを入力する欄がある場合は、バックアップ完了時に通知を受け取れるよう、受信可能なメールアドレスを入力してください。
- 「バックアップを生成」をクリックします。
ステップ4:ファイルをダウンロードしてPCへ保存
バックアップ生成後、必ずそのファイルを自分のパソコン(ローカル環境)にダウンロードしてください。 サーバー内にのみ保存していると、サーバー自体にトラブルがあった際にバックアップも消えてしまうリスクがあるためです。また、サーバーによっては一定期間保存された後に自動削除されることがあります。

cPanelの「ファイルマネージャー」を開きます。

ホームディレクトリ(または指定した保存先)に、生成されたバックアップファイルがあることを確認します。ここでは「backups」というディレクトリ名の中に「backup-Jun-25-2026-1.tar.zst」というような日付の名称で作成されます。
ファイルを右クリックし、「ダウンロード」を選択してPCに保存しましょう。
これがあれば何かトラブルが発生した時に「Restore Backup」から復元ができます。

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