WordPressサイトを管理する上で、バックアップは欠かせないステップです。万が一のトラブルに備えて、定期的にバックアップを行うことで、安心して運営を続けることができます。
この記事では、初心者でも手軽にバックアップを行える方法とプラグインについて解説します。
なぜバックアップが必要なのか?
WordPressサイトは、テーマ、プラグイン、データベースなど多くの要素で構成されています。これらはトラブルのリスクがあるため、以下の理由でバックアップが重要です。
- サイトがハッキングされた場合
- プラグインやテーマ更新による不具合が発生した場合
- サーバー側の問題でデータが失われた場合
- 独自ドメインの変更などのレンタルサーバーの引っ越しの場合
バックアップはこれらのトラブルを解決するための保険です。
初心者でも簡単にできるバックアップ方法
ここからはワードプレスのバックアップを作成するためのプラグインと別の方法を紹介します。
【7選】WordPressプラグインを利用する方法
初心者に最もおすすめなのが、バックアッププラグインを活用することです。以下は人気のプラグインの例です。
- UpdraftPlus 使いやすさ抜群で、Google DriveやDropboxなどへ直接バックアップ可能。無料版でも多機能。
- BackupBuddy ワンクリックでバックアップを作成し、復元も簡単。遠隔地へのバックアップ保存も対応。
- VaultPress Jetpackと連携して動作するプロフェッショナル向けプラグイン。リアルタイムバックアップに対応。
- Duplicator サイト全体を保存できる優れもの。サイト移行にも便利。
- WP Time Capsule データベースやファイルの差分を効率的に保存。サーバー負荷を軽減したバックアップが可能。
- BackWPup FTPやDropboxなど、さまざまな場所にバックアップを保存可能。スケジュール設定が柔軟で便利。
- All-in-One WP Migration サイトデータを移行するのに特化したプラグイン。バックアップ機能もシンプルで初心者向け。オススメ。
All-in-One WP Migrationは、無料版は容量の制約がありますが丸ごと移行が行えるのでレンタルサーバーの引っ越しなどの際に非常に便利です。
手順
- WordPress管理画面にログイン。
- プラグインをインストールし、有効化。
- 設定画面でバックアップのスケジュールを設定。
- 保存先を選択して完了。
ほとんどのプラグインはバックアップは無料でも復元する際に有料版が必要になることがあります。記事だけでもバックアップしたい方は「WordPress管理画面のエクスポート方法」をご覧ください。
cPanelを使う方法
レンタルサーバーでcPanelを利用している場合、cPanelを使って簡単にバックアップを取得できます。
- cPanelにログイン。
- 「バックアップウィザード」を選択。
- サイト全体または特定のファイルをバックアップ。
- ローカル端末にダウンロードして保存。
なお、ダッシュボードがcPanelではない場合は各々のバックアップ方法を利用してください。
WordPress管理画面のエクスポート方法
バックアッププラグインを使わなくても、WordPressの管理画面から簡単にサイトデータをエクスポート(バックアップ)することができます。この方法は特に個別のコンテンツ(投稿、ページなど)のバックアップをしたい時に便利です。
手順
- WordPress管理画面にログインします。
- 左側のメニューから 「ツール」 をクリックし、次に 「エクスポート」 を選択します。
- 「すべてのコンテンツ」または特定のコンテンツ(投稿、ページなど)を選択します。
- 「エクスポートファイルをダウンロード」 ボタンをクリックします。
- ダウンロードされたXMLファイルを安全な場所に保存します。
復元するにはインポートから保存したXMLを選ぶだけです。
注意点
- この方法は個別のコンテンツのバックアップに特化しており、プラグインやテーマ、設定、データベースなどは含まれません。
- 完全なサイトのバックアップが必要な場合は、プラグインやサーバーを利用した方法がおすすめです。
- 画像は元のサイトのURLからダウンロードするため、レンタルサーバーを解約した場合は画像のバックアップできません。
バックアップを定期的に行う重要性
バックアップは一度行えば終わりではなく、定期的に実施する必要があります。以下のポイントを押さえておきましょう。
- コンテンツが増えるたびにバックアップを実施。
- 自動スケジュール設定で手間を省く。
- 半年に一回などルールを決める
トラブル時の復元方法
バックアップがあることで、トラブル発生時に迅速に復元できます。
- プラグインを使って復元機能を選択。
- サーバー管理画面やFTPを利用してファイルを上書き。
- レンタルターバー独自のバックアップやサポートに問い合わせる。
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